
みんな参加してくれました!
支援学校では演奏する機会が多いです。
サックスのように動きまわりながら演奏できる楽器は
生徒の近くに行って間近で音を聴いてもらうことができます。
今は感染予防のため近づくことはできませんが、、、
身体をたくさん動かすことができない子、
反応や表情がこちらには分かりにくい子などには
楽器に直接触れてもらったり、
私から、生徒の身体の一部(背中など)にサックスのベルの部分をあてて
振動を身体で感じてもらいます。
特に低音でヴォ~~ッと鳴らすと
大きな振動が伝わります。
すると、普段こちらには反応がわかりにくい子が、
「あれっ!」と表情が変ったり
にや~っ、としたりします。
こちらからすると、あぁ楽しんでくれてるなぁ、、、
と、思いたいところです。
がしかし、必ずしも喜んでいるとは限りません。
もしかしたら、嫌がっているのかもしれない。
嫌いな音かもしれない。
自らその場を立ち去ることができる子であれば、
嫌なら部屋から飛び出すことができますね。
あるいは、表情に出したり、態度に出したり。
支援学校では実際にその場から離れる子や、耳をふさぐ子もいます。
演奏していて思うことは、
全員が音楽を好きとは限らない、
聴覚が敏感なゆえに、苦痛に思う子もいるかもしれない、
あるいは私の音が好きではないかもしれない、ということ。
学校で演奏するという事は授業の一環であり、
生徒らは否応なしに演奏を聴くことになります。
音が嫌ならいつでもその場から出ていける環境、
一人一人の反応を敏感に察知できるよう努めること(難しいことですが)、
が必要だと思っています。
そんなことを思いながらも、あからさまに楽しんで喜ぶ姿も
たくさん見せてくれるので、
演奏している私はとっても楽しいのです。

和歌山の人ならだれでも知ってる(と思ってた)湊組のCMソング。
この次に演った「きょうっも予算があまったわ~」の、『松源』は即正解でした、、