ヒキコモリにおすすめします。

教室

私が先日受講した、アレクサンダー・テクニークのレッスンは、Zoom(ズーム)というビデオ会議ソフトを使ってのオンラインレッスンでした。

このレッスンを受講するほんの2日前に、名古屋に住む大学の同級生からFBを通じて「 アレクサンダー・テクニークのオンラインモニター生を募集しているよ」との知らせを受け、以前から興味があったのですぐに申込みをしました。

アレクサンダー・テクニークの片山先生とは、実際にお会いしたことがなく、オンラインで「はじめまして」となったわけですが、直接お会いして「はじめまして」 をする時の緊張感に比べると、半分以下の緊張感だな、というのが私の感想です。(失礼?)

なんだか、テレビの中の人と喋っているような、実際にお会いしているのか、いないのか、不思議な感じです。ほんとに存在してるの?みたいな。(これは失礼やな。)

実際にお会いしてのレッスンに比べて、お互いのやり取りできる情報量は限られますが、それでも音の変化がわかったり、表情や雰囲気は十分伝わるので、今回のレッスンでかなりたくさんの事を教わることができました。

はる音楽教室では、オンラインでのレッスンも取り入れています。

私は、オンラインって、初対面の人と実際に会うことに苦手意識のある人には、レッスン受講することへのハードルがかなり低くなるんじゃないかなぁ、と思います。

他人と会うことが億劫だったり、家から出たくない・出られないというヒキコモリの人にとって、オンラインすら勇気がいることかもしれないけど、実際に会う時の緊張感とはぜんぜん違います。ある意味、2次元の世界。(あくまで私の感想です)

それまで私は、オンラインは実際に会ってレッスンするよりもクオリティが下がって当たり前、遠隔の良さはあるけど、どこまで良いレッスンが提供できるのかな、と思っていました。
だから、レッスン料金も対面より低く設定しています。

でも、オンラインだからこその良さって、遠隔でできる事以外にあったのは発見でした。
まぁ、ヒキコモリにとってオンラインゲームなんかもそういうことか。

私は、ヒキコモリの人を外に引っ張り出そうとか、たくさんの人と出会って触れ合うことが大事とか、まったく思っていません。
不登校が良くない事だと、これっぽっちも思わない。
家の中にいながら、誰とも会わなくても、世界が広がっていいし、なんなら外の世界を広げる必要もない。

インターネットが普及した現代、ヒキコモることで自分の世界が広がる事は大いにあります。
大切なのは、自分が本当にやりたい事は何なのか(やりたくない事は何なのか)を、自分で知る時間を持つことだと思っています。
人によっては簡単なことではないし、必要な時間も人それぞれ。

そういう私も他人の目や世間の常識にとらわれて、自分が見えなくなることがまだまだあります。
「私の本当の望みは何?」と常に自分に問いながら、それが見えたり見えなかったり。


もし、楽器を習いたい、音楽で自分を表現したいけどやり方がわからない、でも他人と実際に対面することは避けたい、という人がいたら、ほんのちょっとだけ勇気を出してオンラインレッスンを受けてみるのもよいのではないでしょうか。

私は、そんな人たちの内に秘めた世界を見てみたい。


片山直樹先生のホームページ https://katasan-tb.com/

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