10年くらいまえ、私は高校の音楽の先生をしていました。
そこは総合学科の学校で、授業は大学のように選択制。
音楽の授業は、普通の「音楽」だけでなく、
「器楽合奏」「ヴォーカル」「民族音楽」「音楽表現」など
いろんな種類の授業が展開されていました。
その中で私は、「音楽制作発表」という授業を担当していました。
音楽を制作して発表する授業、という事だけ決められていたので、
(ほんとはもっとちゃんと決まった内容があったのかも、笑)
自分のオリジナル曲を作ったことがあった私は、
その楽しさをこの授業で伝えたい!と
わくわくしながら挑んだのを覚えています。
音楽コースのある学校だけに、慣れた子も中にはいて
サラッと自分で作れる生徒もいますが、
そんな子ばかりではありません。
「曲は鼻歌からでいいから」「詞は単語の箇条書きでいいから」
と、彼らのメロディーと歌詞の断片を表現してもらい、
そこから完成させた曲を、最終はレコーディングして
ひとつのアルバムに仕上げました。
高校生にしかできない、彼らにしか作れない曲たちの中で、
私が作曲をした曲が1曲ありました。
作詞と歌は、当時高校三年生だった女の子の生徒。
このCDを作ってから10年ほどたった今でも
時々思い出して聴いています。
はる音楽教室のホームページを作り始めた頃から
いつかこの曲をYouTubeに載せて聴いてもらいたい
と思うようになり、
そのためには本人と連絡をとって了承をもらわなければ、、、
でも連絡先わからんぞ、、、と思っていたのです。
すると最近、たまたま共通の知り合いを通じて連絡が取ることができ、
本人と再会、さらに快く了承をいただけたのでした!
というわけで、10年という時を経て、
晴れてこの曲を全世界に発信いたします、笑。